雲のない青空が広がっていた日中、西の空にうっすらと雲が広がっていた。よく行く自分のポイントを中心に、西の白山に薄い雲が広がると、東の乗鞍岳・穂高連峰・御岳はよく焼ける。この日はそんなことを期待しながら、月齢は満月より少し早いが、乗鞍岳に出るであろうお月様を狙った。

サンサーベイヤーで月が出るポイントと時刻を予測して、期待していたのは恵比寿岳の上。しかし、顔を出したのは猫岳だった…。それでも、寒く淡い青空とほのかに始まったピンクのアーベンロートの上に出た白色のお月様は、色合い的にも印象的な景色で忘れられない。

いつか赤く染まった剣ヶ峰のおかまの上に、青い空と白いお月様の画が撮れたら、ここへは来ることはもう無くなるだろうと、ふと思った。しかし今のところ、いくら計算しても、月が剣ヶ峰の上に来る日にちを割り出せていない。しかもその日が、冬で、快晴で、夕焼けで、月が白くて、会社が休みで…。しばらく、もしくは一生、ここへは通うことになるのかもしれない。

自然との一期一会をこれからも楽しもうと思ったある日の夕暮れ。

 

サン·サーベイヤー (Sun Surveyor) – Adam Ratana

淡い月の出

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