木ノ主

この辺りの主なのか、その存在感は他とは違ったように見えた。ただ、それはあくまで俺の目から見た印象で、自然界においては、大きさのみが重要ではない場合が多いと感じる。ただ…人がどう感じるだけの話。

よく人は木に魂が宿ると考え、それを拝み神聖な気持ちになる事がある。神木なんかがそれだと思う。文化や習慣について多くを述べる事は野暮たいのでここではしないけれど……、俺は良い事だとも思う。

ただ、聖域に立っていたのか、それとも道端だったのか、その違いこそが人には重要で、それを透かす様に樹木には関係のない話だったりするのが面白い。

俺はシンプルに、大きな木を大きく見えるように表現したい!。簡単な様で、思い描いた様に、簡単にはさせてくれない。今回の森徘徊で、その方法が見えた気がした。

そういった意味では、俺にとって、この木に出会えたこ事は、案外それと同じ様な思いとして想い宿らせた。

木ノ主

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